In the Mountain

考古学勉強日記
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 水辺と森と縄文人@歴博
 2005年07月31日 (日) 00:32:41

んと、行った人しかわからないのですが、変形工字文かよ!
そんなこんなで行ってきました水辺と森と縄文人in歴史民俗博物館

せっかくなので特別展だけじゃなくて常設展示も見てきました
僕のお勧めは土偶だよ!全員集合!
日本各地の縄文時代土偶が一箇所に集められていて、圧巻です
その中で一つだけ紹介
050730_1053~001.jpg

ひきこもり土偶です(写真汚くてごめんなさい)

で、特別展
この展示のメインは低湿地遺跡
木製品・漆製品など有機製品が水によって保存され、生活の復元に大きな一助となると思われます
で、僕が気に入った展示品群などをちらほらと

・弓
 木製であるために出土しにくい狩猟道具の一つ
 儀礼のために意図的に折ったと思われる例
 漆塗だけじゃなくて樹皮を巻いたものも

・網代
 来た、網代
 網代痕は見たことあるんだけど、本物は初めて見た
 縄文時代の繊維に関する技術はなめちゃいけないな
 アンギンの使用例として遺体を包んでたのもあるかもとか

・漁労
 エリや筌など河川での漁労道具(施設?)
 再現例を見て興奮する
 丸木舟を生で見て更に興奮する
 うっすい!でかい!

あと、今回はいくつかの低湿地帯がピックアップされていました
たしか
・是川中居(青森)
・青田(新潟)
・下宅部(東京)
あたりが中心となっていました
その中で是川中居に激しく惹かれる
ややややや、あの亀ヶ岡の造形におまけに低湿地帯遺跡特有の遺物
八戸市立博物館(だったかな?)行きてー!!

今日買った本
・図録 水辺と森と縄文人(国立歴史民俗博物館)
・縄文時代の漁労(出島村郷土資料館)
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 安田喜憲
 2005年07月30日 (土) 18:02:04

1ヶ月ほど前ですが、環境考古学の安田氏の講演会に行ってきました。
ネタが古いのでスレッド式にレビュー
なお、何も書いてない場合基本的に縄文時代の事です

・女性中心社会
 ・土偶の98%は女性
 ・マオリの社会も女性中心
・自然に対する畏敬
 ・命の生死は最大のドラマ&輪廻思想
 ・縄文人にとっては森が楽園
・現状批判
 ・土器屋のやってることは意味がない
 ・考古学者は頭が固い
 ・日本人の魂は稲作、漁労、つまり縄文時代
・土器の起源
 ・17000年以上前(日本)
 ・長江中流域~日本~沿海州にかけての地域
  ・森の文化で、短頭の民族
 ・草原や黄土台地で発明されたのではない
 ・日本ではヒオウダイヤマモト(漢字不明)遺跡で16500年前が最古
 ・中国桂林では20000年前
 ・草創期に厚さ0.5mmの縄文土器
・長江文明と縄文文明の共通点
 ・太陽、柱、鳥、蛇、玉への崇拝
 ・ヒツジやヤギ飼わない
 ・は天地の融合を示す
 ・縄文原体は蛇の交尾を示す
  ・15、6時間も交尾する
 ・越前の越は呉越の越をあらわす
  ・中国から日本への移住
 ・環太平洋造山帯でしか出ない玉(翡翠)
・4200年前の気候変動
 ・中国ホウトン遺跡の衰亡
 ・各地で寒冷化
 ・黄河流域から南下してきた人々に長江文明が負ける
  ・負けた人々が日本、雲南、東南アジアに
 ・この気候変動で三内丸山も滅ぶ
・環太平洋文明圏
 ・マオリ人の碧玉崇拝
 ・鳥崇拝
 ・渦巻
 ・アメリカインディアンも鳥崇拝
 ・ミルク飲まない
  ・Area of milkless civilization
 ・長江から来たヤタガラス


とまぁこんな感じでした
うーん、面白いといえば面白いんだけど、それだけ
学問的には、どうなんだろう
鳥崇拝とか弥生に入ってからのはずだしなぁ

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 遺産活用の体系作り・試案(実例研究:フエ)
 2005年07月30日 (土) 01:20:37

1. 序
知床の世界遺産登録や熊野古道の落書きで問題になったように遺産と観光とは切っても切り離せない問題となっている。しかし、観光のみについて考えれば保存および活用に対して十分な努力を払っているとは言えまい。ここでは観光のみでなく、もっと包括的なマネジメントのための方向性を提示してみようと思う。

2. 本論
Ⅰ前提
遺産をどうマネジメントしていくかを考える際にはまず遺産をどう捉えるかが重要となってくる。遺産とは遺跡・遺物といったモノだけではなくその周囲の人々の文化の積み重ねであり、彼らがモノに対して付加してきた価値の総体である。そのため遺産をマネジメントするということは価値を活かすことで、その価値の総体の方向性から外れることなく我々もまた価値を付け加えていくべきである。
Ⅱマネジメント
 私が考えるのは、学術・教育・地域発展の3つの方向からのマネジメントである。簡単に言うと、学術調査の成果によって保存・教育が行われ、教育によって学術調査の人材育成や人々の意識作りがなされなければならない。そして出来あがった下地の上に外からの人々を迎え入れる。そういった段階を踏んで、地域の発展が行われるのが私の考えるマネジメントである。
学術
項目ごとに詳しく見ていこう。まず学術について。保存修復という事業は学術的な根拠によってなされなければならない。現代の我々のイメージや観光のための捏造はあってはならず、あくまで過去にあった姿を修復し、保存しなければならない。そのためには継続的に遺産全体の、つまり遺跡及び文化の学術調査が行われる必要がある。また、その調査・研究で得られた知見を次の教育において適切に活用する。
教育
 によって得られた知見は学校教育や生涯教育などにおいて地域・国内で彼らの文化としてのアイデンティティ確立のために活用されるだけでなく、ユネスコの提唱する他文化の理解のためにも活用されるべきである。活用の方法には2種類がある。一つは先にあげた知見を用いた知識教育。もう一つは実物を見て触れることによる実地教育であり、この二つをフルにおいて遺産をフルに活用することが遺産に対するより深い理解へとつながる。また、遺産を活用しての教育はの学術を担当する人材養成にもつながる。
 もちろん、この教育は現地の人々にのみ適用されるものではない。遺産を訪れる大量の観光客も遺産の特質を学び、文化に対する理解を深めておくことが良いのは言うまでもないことである。それによって観光客も遺産に対する無知から来る損失はある程度防ぐことができるし、ステレオタイプや偏見を排除し、虚飾のない遺産に触れることができるようになる。
地域発展
 遺産、特に世界遺産に指定されたものは海外からも多くの人々が遺産目当てにやってくるために観光と遺産はもはや不可分であり、保存・活用と両立させることは非常に重要なことである。観光は遺産のある地域にとって重要な収入源の一つとなるために観光第一と考えられがちであるが、遺産の価値や重要性のためには規制も必要となる。重視されるべきはあくまで遺産及びその文化を支える地域であり、観光などによって得られた利益は地域に還元され、それによって地域の発展をもたらすようなマネジメントでなければならない。遺産の保存・活用はあくまで地域住民の合意の下に行い、地域を中心に行っていくものであり、当然遺産とともにありつづけてきた受益者は地域でなければならない。

3. 結
 遺産のマネジメントを考える際に、観光というのは確かによく見える問題点である。しかし今回のフエの建造物群のような文化遺産においては、自然遺産と異なり文化だけでなく人間の手で作られてきた有形の遺跡を含むことが多い。であるからして、私は文化遺産のマネジメントでは何よりも先に保存について図られねばならないと考える。
 “学術”によって遺産の形を復元・研究し、その成果が“教育”に活用される。そして“教育”が人材や人々の理解となって“学術”を深化させて文化的な“地域発展”を目指す。然る後に観光の導入などによってマネジメントの補完のために経済的な“地域発展”を目指す。これが私の考えるマネジメントの方向性である。

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 はじめまして
 2005年07月27日 (水) 12:07:59

夏休み、ということで考古学のブログ作ってみました
はてな(http://d.hatena.ne.jp/yamanaka_ken/)使いづらいですし
ミクシィの知り合いがfc2でやってたので流れに乗ってみようかな、と

と、いうわけで
はじめまして、やまなかです
某都内私立大学にて考古学を勉強してます19歳です
興味の範囲は縄文や中国、それに保存・活用
手法としては類型学にGISや自然科学の応用
哲学(?)としては帰納法派だと思います
民族学とか民俗学とか苦手です

このブログの内容は
・本
・論文
・遺跡
・レポート
・レポート助けてください
になると思います

期末が近くなると最後の項目の比重が飛躍的に高まると思います

あと、タイトルは縄文時代に関係があることです
わかる人は是非是非僕と戦友と書いてトモと読む関係になってください
ではでは

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