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考古学勉強日記
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 民族誌の援用に対する警鐘(1)
 2005年10月04日 (火) 02:40:50

日本の近代考古学、乃至学問としての考古学の端緒を僕は層位学と型式学の導入と捉えています
層位学といえば里浜貝塚の発掘を行った松本彦七郎が泰斗でしょうか
型式学は山内清男を筆頭に八幡一郎や甲野勇の業績もかかせません
縄文研究は山内の言葉に端的に表れているかもしれません
「型式は益々細分され、究極まで推し進むべきである」
以降、土器編年研究が学問の主流となり、それが現在見直されつつあります

それは何故か
そもそも考古学の目的とは一体なんでしょうか
「考古學は過去人類の物質遺物(に據り人類の過去)を研究するの學なり」
浜田耕作は著書『通論考古学』の中でこう述べています
また山内も『日本遠古之文化』において以下のように記述しています
「縄紋土器の文化の動態は、斯くの如くして―土器形式の細別、その年代、地方による編成、それに準拠した土器自身の変遷史、これによって排列されたあらゆる文化細目の年代的及び分布的編成、その吟味…などの順序と方面によって解明に赴くであらう」
我々考古学徒は、モノから社会や文化を復元することを目的としているはずである
また、その結果の一つに「縄紋土器の文化の動態」もあるのではなかろうか

しかし、型式学と層位学といった伝統的な考古学的手法では社会の復元が難しいこともある
そういった閉塞間の中で生まれてきたのが民族誌を利用する新考古学である
現在その先端にいるものの名前として安斎正人が挙げられるであろう

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