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考古学勉強日記
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 縄文研究の新地平~勝坂から曽利へ~
 2006年01月23日 (月) 22:30:03

小林謙一らの新地平グループの第3回シンポジウムの本を買いました。
参考url( http://www.book61.co.jp/publication/0036sintihei.htm )

帯に面白いことが書いてあったので引用します。

**********
『新・横切派宣言』
 縄文集落新地平グループは、時間軸となる土器編年を究極まで細別し、遺構間接合などをあわせて一時的集落景観の復元を目指すなど、集落の動態をより詳細に把握することを研究の基本としてきました。この方針によって、「横切り派」と呼ばれたこともあり、縄文集落研究の中にあって反主流的立場として認知されてきました。
 改めて問いたいと思います。考古学の基本は、時間と空間の分析と統合、そこから導き出される変化の多元的再構築ではないか、と。そうであるならば、研究対象を時間的に"横切り"するのは、考古学の作業手順として、当然ということになるでしょう。
 私たちは、集落の時間を分析するために土器を研究し、土器を理解するために出土状況などセツルメントにおけるコンテクストをも検討の対象としてきました。そのため、発掘調査においては遺物出土位置の記録を主張、実践し、「点取り虫」ともいわれ、また、土器・住居跡・集落と横断的に浅く研究しているという誤解から「横切り派」と呼ばれてきました。しかし、集落研究と土器研究というように、研究分野を「縦割り」に分断することが、正しい研究姿勢であるとも思いません。
 私たちは、未熟故の過ちはあっても、自分たちの拠り所とする考古学的方法論が有効であることを改めて主張すると共に、「学閥」「地域」「所属機関」「研究領域」の「縦割り」の研究姿勢とも決別するという決意を込めて、新の横切りを追及し続けることを宣言します。そして、同じ志をもって縄文社会の解明を目指す方々に広く連帯を求めていきたいと思います。
**********

黒尾和久、小林謙一に代表される研究者は新地平編年による
中期13期30段階区分など土器型式の徹底した細別で知られる。
そういった究極の細別を志向する研究は土器研究者にとっては
歓迎すべきことであろうし、また今や避けて通れないものにもなっている。
細分が進んだ編年案というのは非常に"便利"なものであろう。
しかしその編年案を使うのならば、それに賛成することが前提でしょう。
そういった意味で、手を出しにくい(使いにくい)なぁと思うのです。

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 COMMENT

  Title...訂正  b y すぎわら
13期30段階区分じゃなくて13期31段階区分でした。
うあぁぁぁぁ...orz
2006.01.24 (22:40) * URL [EDIT]
  Title...  b y BlogPetのとびまる
きのう、ここへ引用されたみたい…
2006.01.27 (13:50) * URL [EDIT]

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