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考古学勉強日記
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 千葉縄文研究会
 2006年01月29日 (日) 21:55:40

四街道「わろうべの里」で行われた千葉縄文研究会に出席してきました。
やっぱり研究者の人の発表を聞くのは楽しいものです。
コメントの応酬を聞くのも楽しいものです。
こんな風に思うあたり、自分好戦的だなぁ...
発表毎に簡単な感想などを述べてみようと思います。


「酒々井町墨古沢南Ⅰ遺跡における加曾利E式期の集落」
斜位土器埋設炉という形態を知らなかったよ...orz
少なくともこの遺跡ではEⅢ期にしか存在しないってのは
他の地域での類例を知らないからなんとも言えないが面白い。
ただEⅡとEⅢの判断は難しいんだなぁと実感した。
個人的にはまずアラビア数字とローマ数字で細分の方法が
変わってしまうってのが勘弁してほしい。
炉より面白かったのが土器片錘の話。
打ち欠くことから折断することによって大量生産が
可能になって出土量も増えるって解釈が面白かった。
ただこの折断という技法が阿玉台からあるってことや
片錘が多いのがむしろ阿玉台から加曾利EⅡである
って事を指摘されてたのが詰めが甘かったところか。
ただ酒々井みたいな内水面からこういった
漁労にまつわるであろう遺物が多く出土してるってのは
なかなか有意義な事例であると思う。
接合の可能性や出土について戸の内でも考えられるんじゃないか。

「伊豆山台遺跡を学ぶ(1) -SI005出土土器の様相-」
5号住居址から出土した土器の整理。
勝坂~曽利/加曾利Eにかけての土器なんだけど、
まあ勝坂の終末期であろうと。
ただし大木8bの影響を受けていそうなことや
武蔵野台地に特有に分布する器形があること、
北陸の影響の可能性もあることを考えると
房総における勝坂~中峠~加曾利Eの変化を考える上で
非常に重要な資料になるんじゃないだろうか(受け売り)
個人的には今北陸の土器は熱いので新年度までには少し整理したい。
勝坂・阿玉台の平行時期くらいは東北北陸は軽く見ておこう。
発表者は変わったけど同じく伊豆山台の住居の話も面白かった。
住居の規格性として柱穴間の距離を使うって考えが新鮮だった。
あとは上屋構造の用語が少しあやふやだったので整理しておかなくては。
竪穴住居だからって考古用語じゃなくて建築用語か?

「石器から見た縄文時代の研究方法」
参加者からも指摘されていたが、手広くやりすぎて
一つ一つの要素が少し荒っぽくなっていた気もした。
けど住居址のない遺跡で集落の様相を語るのは無茶なんじゃないか。
いや、魅力的な解釈だとは思うけどさ...
土器屋さんの卵だから石はあまりわからないけど、
色々な方法論が紹介されていてわりかし楽しい発表だった。
ただまぁ寝てる人が多かったような気もするな。


今回は第12回例会だったのですが、第11回の資料ももらってきました。
ほしい人は僕になんか言ってください。
まあメールでもコメントでも僕に連絡がとれるなら何でもいいですよ。
「中期釣手土器の研究動向」
・鳥居龍蔵以来の釣手土器の学史の整理
「いわゆる"炉穴"について-飛ノ台貝塚検出炉穴の事例を中心に-」
・戸の内でもドラゴン先生たちが検出。ファイアーピット。
「西関東における条線文系土器群の成立と展開-羽状沈線文土器と斜格子目文土器-」
・後晩期の粗製土器の学史および考察
「平成17年度 千葉県遺跡調査研究発表会 発表要旨」
・旧石器~中世の県内の遺跡の調査報告
「氷河時代の旅 発掘された日本列島2005 地域展示解説」
・地域毎の石材の提示と事例研究
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